スーツ探し

まもなくクールビズが終わり、スーツを着る時期がやってくる。
新しいスーツを買おうと思い、さまざまなサイトを見ながら情報収集しようと思うのだが、結局ネットでは、いま流行の雰囲気なんていうのがわかりづらいなあと思う。ジャケットの通販はなかなか悪くないと思うのだが、スーツとなるとズボンの直しもお願いしなきゃあならんので、これはさすがに通販ではしようとは思わない。
というわけで、結局リアルの店舗に行ってウィンドーショッピングすることになるのだが、最近はみんなスーツもネットで買っちゃったりするのだろうか? いや、大した話ではないのであるが。

持ち家か賃貸か

多くの人が悩むであろう、持ち家か賃貸かという悩み。私も今まさにこの悩みに直面している。
現在の居住地に、はたしてここに一生住んでいいものかどうか、迷っているというところか。この業界は大きな曲がり角を迎えている中、自分自身も大きな曲がり角を迎え、迷いに迷う。しかし、結論はもう出さなければならない。
自分にとって、これまでに出してきたはずの結論が再び迷いに変わる。人生とは、悩み多きものだ。

「アメトーーク」の慧眼ぶり

きょうの「アメトーーク」は「Pリーグ芸人」。なんちゅうテーマかと思うが、これを番組に昇華させてしまうスタッフと芸人さんのみなさんには感服するばかり。
土田晃之の芸人プレゼン企画で採用された企画だが、こんな番組を誰が気にしているのかと思うような番組に注目するところも素晴らしいし、ちゃんと「選手のキャッチフレーズ」という見どころの提示も、うまくいっていると思った。
アメトーーク」の素晴らしいところは、世間が注目しない物に「ここが面白いところです」というポイントをきっちりと示せるところだと思う。これは、既存の物に新たなバリューを与えることであり、ある意味では、敏腕営業のプレゼンとでも言えるようなテクニックではなかろうか。
今後、「爆発的にPリーグが人気沸騰」なんて現象は起きないと思うが、たとえば深夜に何気なくPリーグを見たときに、あのキャッチフレーズを見ては微笑むような人が全国に続出するのではなかろうかと思う。

よくわからないが有料VODのサービス

私はそれほどビデオオンデマンドのサービスを利用したことがない。インターネットのサービスにお金を払うのがなんとなく抵抗感があるからだ。
しかし、世の中はそんな人たちばかりではないだろうし、今後はきっと、VODのサービスは伸びていくだろう。このニュースは、そんな雰囲気で考えればいいのだろうか?

民放キー局5社と電通は、テレビ視聴者層の拡大を狙って有料VODサービスを共同で推進すると発表した。誰でも使いやすいユーザーインタフェースの開発やスマートフォンタブレットへの対応も検討している。
 日本テレビ放送網テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京フジテレビジョンの民放キー局5社と電通は8月3日、VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスを共同で推進することに基本合意した。テレビ番組の視聴中に関連する動画をレンタルできるようになる。
 6社は「テレビの価値を向上させる」という共通認識のもと、民放各社が主体となる有料課金型のVODを計画。シリーズ番組の“見逃し”視聴や関連動画の提供を通じて番組の視聴機会を増やし、視聴者層の拡大を狙う。
(中略)
 6社は、2012年度から2014年度を本格運用に向けた準備期間と位置づけ、ネット対応テレビやタブレットといった端末の普及状況を考慮して本格運用の時期を決める方針。ただし、「2012年の春には対応する端末(テレビ)の第1弾が市場に出る」としており、この時期に一部サービスは開始される見通しだ。
【+D LifeStyle 8月3日(水)21時39分配信】

アメリカでは様々な有料サービスが確固たる地位を築いているという話も聞いたことがあるし、きっと今後は日本のテレビでも激震が起こるだろうから、こういった形で局が今後のプラットフォームの主導権を握るのは、決して悪いことではない気がする。正直、先のことはよくわかんないけど。

芸能人とツイッター

山本太郎原発に関するツイートに続き、高岡蒼甫ツイッターへの書き込みでひと騒動巻き起こしているようだ。
私の個人的な意見ということで韓流ドラマについての意見を言うならば、CXのやっていることは理に適っているのではないかと思う。
まず、CXの番組編成は、非常に有能ではなかろうか。視聴率の細かいデータがないので確実なことは言えないのだが、CXならばF1層(20歳〜34歳女性)の視聴率は高いと思うので、おそらくF2層(35歳〜50歳女性)が取れるコンテンツである韓流ドラマを編成することは、それほど大きなリスクでもないし、世帯視聴率狙いでまずまず結果が残っているのではなかろうか。純粋に営業戦略や視聴率戦略という視点で見れば、間違いない戦略なのだろう。
個人的なイメージでいえば、ローカル局の場合、この時間帯は「水戸黄門」や「はぐれ刑事純情派」みたいなドラマが視聴率が高いイメージがあるが、これらはすべて高齢者層向けのドラマ。ローカルとキー局の編成方針は全く違うものだろうから、ビジネスとして見た場合に、韓流ドラマはいいソフトなのだろう。


逆に、韓国嫌いの人から見れば、韓国ドラマが気に食わないのだろうが、それは勝手にネット上で騒げばいいだけの話。基本的に、14時台〜16時台には在宅していない人が多いので、この時間の番組編成にそれほど興味はないと思う。そもそも、韓流ドラマが嫌いなら、「ミヤネ屋」でも見ておけばよい。


このニュースの問題点は、コンテンツの制作能力と編成戦略が混同されているところではないかと思う。恐らく、日本の放送局で自社制作100%という局はないと思うし、なにも韓流ドラマを2時間続ける必要はないかと思うが、じゃあ自社の再放送ドラマがいいかというと全員がそう言うわけではないだろうし、たとえば関テレが全国ネットで上沼恵美子の番組を放送しても関東の人は見ないだろう。あくまでも、チョイス可能な選択の中で、多くの人が見てくれそうな番組を放送するのがTV局の仕事ではなかろうか。


さらに言えば、問題点の一つは、高岡蒼甫という俳優自身のITリテラシーの低さもあると思う。私自身は韓流ドラマは見ないので、個人的な趣味嗜好として韓流に対する過剰感はあるが、それはあくまでも個人的な感覚。覚悟の上でのツイートなのだろうが、一般的な感覚でいえば、彼程度の俳優なら、この程度の発言で干されてもしょうがないのではないか。

偏ってはいけないのか

BPOが出した勧告について感じた疑問。それは、不偏不党という原則に関する疑問である。
[BPO]放送倫理・番組向上機構の ホームページが新しくなりました。 | BPO | 放送倫理・番組向上機構 |
放送の建前は、あくまでも不偏不党であるとは思う。今回の番組に対するBPOの勧告は、特定の政党の番組の主張を、いわば垂れ流すような番組はNGであるということであると思うが、ちょっと硬直化した思考回路ではないかと思う。
一波の放送局でバランスを取るという行為は、意見の多様性をなくす可能性もあると私は思う。BSのチャンネルというのは総合編成が必要な存在かどうか、議論が分かれるところもあると思うが、BS11に関しては、ある程度偏向が許される放送局ではなかろうかと個人的には思う。私自身は、自民党の番組なんか全く見たいとは思わないが、あくまでも意見広告としての放送であると解釈し、このケースは、あえてセーフと認めるのはダメだろうか。与党の民主党が同じことをやればNGであると思うが、しょせん野党の自民党に番組をやらせることが、それほど偏った放送とは思わない。
そもそも、中央の新聞や放送局がやや偏ったように見える報道をしている中、これくらいエッジの立った番組があってもいいと思うし、それに恐らく、こういった番組を視聴する層というのは、それなりに政治的なリテラシーも低くないと思う。これくらいは認めたほうが、メディアの多様性を保証できる気がする。

メディアの役割と収入

ダイヤモンドオンラインの記事で目を引いた、ラジオ石巻に関する記事。
防災メディアとしての役割と経営の間に揺れる被災者のライフライン「ラジオ石巻」の知られざる葛藤 | News&Analysis | ダイヤモンド・オンライン


災害の時にラジオが果たす役割の大きさは、これまでにも言われてきたことだと思うが、メディアとしての役割の大きさが必ずしも収入にはつながらないことを示している。そもそも石巻の場合、スポンサーとなる企業がいないということが最も大きな問題で、これではメディア企業がどう努力しても企業としての存続が難しい。
メディアの公益性というものを重視すれば、これは公で運営すべき存在となるのであろうが、それでは役場の有線放送と同じで、検証報道などは到底できないであろう。
メディアとは何か、ローカル放送の役割とは何か、ローカルのTV局が生き残っていくには何が必要なのか、考えることはいくらでもある。ちょっと頭の体操みたいになってしまうけど。