あすから再び
この一週間、休暇をもらってハワイへ旅行に行った。
初めてのハワイ、正直言って大きな期待はしていなかったのだが、なかなかどうして。リゾートの王道ともいうべき場所で、非常に過ごしやすい場所だった。海もきれいだし、買い物天国だし、湿気もなくて過ごしやすい気候も最高だ。特に、日本語オンリーの私にとって、日本人向けのサービスが整っているのがありがたい。日本人を大事なお客さんと思ってくれるだけでも、こっちは過ごしやすいのだ。
「海外旅行に何を求めるのか」という議論になると思うが、私の場合は余計なストレスや冒険などはそれほど求めていないので、こういった土地は非常にありがたい。
もっとも、長距離の移動だけでも私には大きな負担だったりする。ハワイもいいけど国内のほうがいいなあ、なんて思う私は、海外旅行には向いていないのかもしれない。
ディープな「ディープピープル」
NHKの「ディープピープル」が面白い。
トーク番組やインタビュー番組は私の好きなジャンルの一つなのだが、「ディープピープル」はひたすらトークのみ。この番組の面白さの肝は、ある分野を極めた人たちの内輪話を聞けるところだと思う。
業界の人でなければ分からないような細かい部分の話は、知らないというか考えたこともないような話ばかり。それまで考えたこともないような話を聞くと、人間思わず「へ〜っ」と言ってしまうところがある。
きょうの演歌歌手のようなジャンルも悪くないが、できれば以前放送したような「すし職人」「フォークボール」「外科医」みたいに、マニアックに限定したジャンルの人の話が聞いてみたい。レースメカニックとか、デザイナーとか、為替ディーラーとか面白そうだけどなあ。
日本人は意外と相撲が好き
きょうTVを見ていて、意外に面白かったのが「クイズタレント名鑑」の特番であろう「ガチ相撲トーナメント」だ。
http://www.tbs.co.jp/hot-jyouhou/201104151327.html
予選として行われた芸能人部門ではボビー・オロゴンが身体能力の高さを生かして優勝したが、笑ったのが、相撲芸人「あかつ」の取組前のしぐさ。朝青龍を彷彿とさせる土俵入りは、ネタとしては十分な完成度の高さだった。おそらく若い人には人気が出ないだろうが、ある一定層の男限定で人気が出そうなタイプではなかろうか。
そして、意外なキャスティングもあって盛り上がった決勝トーナメント。安田大サーカスのHIROの本気の表情は、ちょっとしたスポーツドキュメントだったと思うし、チャック・ウィルソンの登場は、思わずかつての名選手の戦いを見るような気持ちで見てしまった。そして、中西学を圧倒的な力で押し出す曙の強さは、やはり横綱とは別格なのだということをあらためて教えてくれた。
大相撲が八百長問題で揺れる中、あえて「ガチ」を謳って相撲をやるというのは非常に面白い企画と思うし、実際にガチで対決しているかどうかはわからないが、少なくとも、異種格闘技の選手たちによる対決という面白さは十分に堪能できたと思う。
そして、この番組であらためて感じたことは、日本人って相撲が意外に好きだということ。私は相撲好きだが、出演者の芸人さんたちが、少なくとも相撲を面白いと思って見ていたように思う。サッカーだったら、恐らくこうはいかないだろう。それくらい、日本人というのは相撲のことを知っているし、面白がることができる。
相撲とは、やっぱり日本の国技かもしれない。