日本人は意外と相撲が好き

きょうTVを見ていて、意外に面白かったのが「クイズタレント名鑑」の特番であろう「ガチ相撲トーナメント」だ。
http://www.tbs.co.jp/hot-jyouhou/201104151327.html
予選として行われた芸能人部門ではボビー・オロゴンが身体能力の高さを生かして優勝したが、笑ったのが、相撲芸人「あかつ」の取組前のしぐさ。朝青龍を彷彿とさせる土俵入りは、ネタとしては十分な完成度の高さだった。おそらく若い人には人気が出ないだろうが、ある一定層の男限定で人気が出そうなタイプではなかろうか。
そして、意外なキャスティングもあって盛り上がった決勝トーナメント。安田大サーカスのHIROの本気の表情は、ちょっとしたスポーツドキュメントだったと思うし、チャック・ウィルソンの登場は、思わずかつての名選手の戦いを見るような気持ちで見てしまった。そして、中西学を圧倒的な力で押し出す曙の強さは、やはり横綱とは別格なのだということをあらためて教えてくれた。
大相撲が八百長問題で揺れる中、あえて「ガチ」を謳って相撲をやるというのは非常に面白い企画と思うし、実際にガチで対決しているかどうかはわからないが、少なくとも、異種格闘技の選手たちによる対決という面白さは十分に堪能できたと思う。
そして、この番組であらためて感じたことは、日本人って相撲が意外に好きだということ。私は相撲好きだが、出演者の芸人さんたちが、少なくとも相撲を面白いと思って見ていたように思う。サッカーだったら、恐らくこうはいかないだろう。それくらい、日本人というのは相撲のことを知っているし、面白がることができる。
相撲とは、やっぱり日本の国技かもしれない。