ラブシャッフル

先週に続いて、ついつい見てしまった「ラブシャッフル」。
とんでもないドラマというか、わざとダサい雰囲気を醸し出しているというか、今どき珍しいバブリーでバカバカしいコメディという感じだが、私は割と嫌いではない。TBSは「男女7人夏物語」の再現みたいなことを謳っているが、むしろ同じ野島伸司つながりということで、「愛し合ってるかい!」みたいな雰囲気だと思う。真面目に狙って行ってしょうもなかった前クールの「スキャンダル」に比べて、野島伸司伊藤一尋Pのコンビは確信犯という感じがする。
ホームページを見てみると、野島氏は「好きという気持ちより相性」なんてことを語っているが、これは私もよくわかる。人間、大人になればこんな気持ちに誰でもなるんじゃなかろうか。
http://www.tbs.co.jp/loveshuffle/interview/interview_09.html
それに、「恋人をシャッフルする」というのは、連続ドラマとしては意外と哲学的なテーマではなかろうか。現実にはありえない設定で、コメディという形式に包んで恋愛を考えてみるというのは、真面目にやれば意外と面白いと思う。“テーマは純文学だけど文体はエンターテイメント”的なドラマになれば、今後も見続けたい。
あと、ドラマの魅力はなんといっても小島聖のエロ過ぎる雰囲気。あのエロさは、破壊力抜群で何とも強烈。あれだけでも見る価値はある。