フラガール

きょう、はじめて映画「フラガール」を見た。DVDではなくTVでだけど。
しかし、この「フラガール」は、とてもいい映画だと思う。思わず泣いてしまった。どこかで見た展開ばかりだし、ストーリー自体もわかりきったもので、新鮮味は何もない。いわゆるスポ根もので、泣かせようという意図がこれでもかと詰め込まれていて、やりすぎなくらいだ。しかし、これぞスポ根映画!ともいうべき展開は、わかっていても泣けてくる。私はこういうのが大好きなので、ついつい泣かされてしまった。
時代劇と一緒で、わかりきった展開でも、期待通りなら感動する。そんな映画が「フラガール」だと思う。そしてなんといっても、蒼井優松雪泰子のフラダンスは美しい。ラストのダンスは誰が何と言おうと素晴らしい。文句なしだ。
Yahoo!ムービーでレビューを見たら、リトルダンサーやらプリティリーグやらブラスやら類似作品の名が挙げられていたが、これらにないフラガールの魅力は、邦画ならではのウェット感であり、いわゆる「娯楽大作」というキャッチがしっくりくる雰囲気だと思う。東北の田舎が舞台という重い雰囲気こそ、この映画の邦画らしい魅力といえるのではなかろうか。私の中では、「ギネスビールもバドワイザーも悪くはないけど、やっぱりキリンラガーだよね」みたいな感じだ。わかりづらいか……。