青山物語

私の好きな作家の一人に、清水義範という人がいる。
「国語入試問題必勝法」とか「金鯱の夢」なんていうのが代表作かな?
そんな作者の自伝的作品が「青山物語」である。


青山物語1971 (光文社文庫)
青山物語1974―スニーカーと文庫本 (光文社文庫)
青山物語1979―郷愁 完結編 (光文社文庫)


この本は、楽に読めて面白い。なんだかホッとする。
「俺もこういう時を過ごしてきたなあ」という気分になる。
主人公の性格が、まるで自分のことのように思える。(これは私だけやね)


たまたま古本屋で見つけて買ったんだが、値段以上のものは得られた。
みんな、20代の頃は苦労してるんやね、ということを思わせてくれる一冊だった。