桜の花の咲く頃に

忘年会シーズンの金曜夜、きょうも家に帰ってTVを見ている私である。


さて、今日はフジテレビの「さくらの花の咲く頃に」というドキュメンタリーを見た。
この番組は、いろいろと賞を取っている番組らしい。


内容は、北海道の酪農地帯にある高校の、生徒たちの姿を追った丁寧なドキュメンタリーであった。
ちょっと「白線流し」なんかを彷彿とさせるような、青春の一瞬を切り取った映像である。
私の高校生の頃というのは、正直これといって山も谷もない、平凡な学校生活だった。
しかし、この高校の生徒たちは、みんな一生懸命に一日一日を生きていた。
これは、いまの生活に退屈している私にとっては、とても刺激を感じる内容だった。


特別なドラマは何もないが、一人一人にそれぞれドラマがある。
人は、一つ一つ何かを積み重ねて過ごしていくんだな、と改めて感じさせてくれた。
経済的にはメリットがないことはわかっているが、
しかしそれでも、こういう丁寧な番組が少しでも増えていけばいいなと思う。