赤いシリーズ

夕刊フジのサイトから、面白い記述を見つけたので、ちょっとご紹介。
見出しは「赤いシリーズも苦戦」。
http://www.zakzak.co.jp/gei/2005_06/g2005062911.html


記事では、この苦戦の原因についてあまり詳細に分析していないが、興味深いのは以下の記述。
(以下引用)

こうした状況を跳ね返そうと、過去のヒットに頼る傾向が見られる。
(中略)
 ヒット映画を原作にすれば、ある程度の数字は計算できるだろうが、こうしたことを続けていては、ドラマの制作力が落ちかねない

この指摘は、おっしゃる通りだと思う。
ここ数年のドラマは、それこそ『赤いシリーズ』のように、後にリメイクされるようなものは生まれていないと思う。
連ドラの魅力は、個人的には「来週が楽しみ」というワクワク感とストーリーの柔軟性だと思う。
2時間で完結している映画との違いはそこにあるわけで、
映画のリメイクもいいが、オリジナルの面白い連ドラを見たいと思う。


TBSに関して言えば、赤いシリーズをやるのはいいチョイスだと思うが、
高視聴率が取れなかったのは、やはり制作力の低下ではないだろうか。
もっと言えば、ホリプロの持ち込み企画(と思える)に対して、ただ乗っただけじゃあ、やはりダメなんじゃないか?
昔みたいに、みんながTVを見ているわけではないが、
やはり「ドラマのTBS」なんだから、もうちょっと視聴率の高いものを制作して欲しい。


ちなみに文章の方は、この後つまんない記述が続く。

先に発表されたPTA全国協議会による「保護者が子供に見せたい番組」のトップ10にはTBSから最多4番組が入った。
ただ、10位内でドラマは1つ、同局の「3年B組金八先生」だった。
今、「金八」の教えが必要なのかもしれない。

金八の教えなんてまったく必要ない。
こういう訳のわからんシメ方じゃなけりゃあ、いい記事だったとおもうんだけどなあ……。