その街の子ども

きのうからきょうにかけて震災に関する番組を見続けているが、きょう放送されたNHKのスペシャルドラマ「その街の子ども」もいい作品だった。
http://www.nhk.or.jp/hisaito/sonomachi/
ドラマのストーリーは、これといった部分もなければ、実話をもとにした感動のストーリーというようなジャンルでもない。しかし、神戸の何気ない日常の街並みが、リアルな手触りというか、人々の思いを感じさせるような作品だった。ドラマだからこそ、表現できるものもあるなあと思った。
何が良かったって、森山末来と佐藤江梨子の演技だ。自然で、神戸の言葉も不自然でなく、すんなりと作品に入れた。現実にはあり得ない話、でも現実にあるんじゃないかと思えるような話。そんなドラマだった。主演の二人は実際に神戸で震災を体験したらしいので、この題材には、体験者にしか分からない思いが投影されていたのかもしれない。
脚本を書いた渡辺あやさんのことなど含めて、この記事は納得できる部分が多い。
http://mainichi.jp/enta/geinou/archive/news/2010/01/08/20100108dde018040022000c.html