救命病棟24時に驚く

特に予備知識もなく、なんとなく見始めた「救命病棟24時」のスペシャル版。ユースケ・サンタマリアがなんだか仕事できそうな救命医になっていて驚いたが、中身が意外と社会派のドラマでびっくり。スペシャル版は第4シリーズの焼き直しみたいだが、何度か見たことがある以前のシリーズに比べて、ここまで救急医療の現状を正面に扱っていたとは知らなかった。
どちらも救命医療への熱い思いを持っていながら、それぞれ違う信念を持つ江口洋介演じる進藤医師とユースケ・サンタマリア演じる沢井医師。それぞれ違う立場で正論を言わせて、現状への問題提起を行っているところなど、ドラマならではの社会への訴えかけだと思う。
医療のことは全くと言っていいほどわからない私には、このドラマがどれだけリアリティがあるものなのか正直良く分からないが、少なくとも、救命医療の問題点とエンターテイメントを上手く両立させていた作品であったと思う。スペシャル版で見て、第4シリーズのクオリティの高さや挑戦する意欲を、はじめて知った。