坂の上の雲

きょうはHDDに撮り貯めた第1話と地上波の放送分で第2話を連続させて「坂の上の雲」を見た。3時間続けて見ても飽きないだけでも、このドラマはクオリティが高いと思う。おそらく今の日本では、一番金と時間をかけたドラマではなかろうか。正直、脚本に「野沢尚」ってクレジットを見ただけでも期待が高まろうかというものだ。
不満な点をあげれば、菅野美穂の出番の多さ。ちょっと出番が多すぎじゃなかろうか。老若男女まんべんなく見てもらうには、こういった方法も仕方ないかとは思うが、原作にはあんなに妹がでてこないもんなあ…。個人的には、もっと硬派に男くさいドラマでいいんじゃないかと思う。むしろ、秋山兄弟がさまざまな葛藤の中で軍人を志すという部分に焦点を当ててほしかった。それこそ、明治のリアリズムであり、結果として彼らの軍人としての才能だったのではないかと思うからだ。
同時に呼んでいる原作は、まだ文庫本で6巻の途中。早く読み終わりたいのだが、まだまだもう少しかかりそうだ。