市橋容疑者の両親の覚悟

息子の逮捕を受けて、おそらく初めて、マスコミに顔だしで囲み取材に応じた市橋容疑者の両親。その様子たるや、何だか悲しい覚悟と悲壮感を感じて、とてもいたたまれなかった。
彼らの息子が罪を犯したという意味では決して無関係の人たちではないのだが、大学生の息子が犯した罪というのは、両親の預かり知るところではない。それでも、多くのマスコミとその先にいる世間に向けて顔を晒し、話しづらい状況の中で一言づつ言葉を搾りだす両親の姿は、とても悲しかった。
犯罪というのは、被害者のみならず、加害者の家族をも不幸にしてしまう。改めて、そのことを感じた。