しゃべくり007の手堅さ

日テレの「しゃべくり007」は、番組の出演者である、くりぃむしちゅーネプチューンチュートリアルがみんな手堅いというか、それぞれがきちんとした仕事をするというか、雰囲気をきちんと作るタイプが多いと思う。(「場の雰囲気を読まない」というポジションの堀内健も含めて)
ここに、番組ゲストとして今田耕司が登場。相変わらず手堅いというか、場の空気を確実に引っ張っていく技術を持つ素晴らしい芸人さんだ。そんな今田耕司が出演すれば、トーク番組ながらコント的にオチまで持っていくという展開は自ずから読めるわけで、今田耕司が結婚したいという韓国のモデルさん(名前失念)が登場した時も、きっちりとオチまで構築された集団芸を見せていた。
こういったトーク番組は「アメトーク」が代表的だと思うが、「しゃべくり007」のような出演者をそろえた番組であれば、まさに手堅いというか、はずれが少ない番組に仕上がるわけで、局や制作者サイドとしては非常に計算しやすい番組なんだろうと思った。
常々、「しゃべくり007」はトークのテーマに目新しさもなく、私にとって興味あるゲストも出演していないのでこれといって見たいとも思わなかったが、今田耕司のような芸人さんが出演すれば、なんだか安心感を持って見られるというか、出演者それぞれの出方を見たくなるような感じで、ちょっと素直でない見方をする私のような視聴者からすると、非常に興味深く見られる。