三笠フーズの責任

三笠フーズによる一連の「事故米」の不正転売事件で、きょう逮捕された元社長やら九州支社にいた元顧問ら5人。彼らが護送される映像を見るたびに思うのだが、果たして彼らはあれほどの重い罪を犯したのであろうか?
確かに彼らのやったことは、まさに暴利をむさぼるという言葉にふさわしいようなひどいやり口だが、実際に健康被害が出ているわけではない。むしろ私には、どうしても彼らが農水省の代わりに責任を取らされたようにしか見えない。
それに引き替え、国民の信頼を失墜し、風評被害を巻き起こして酒造業者や菓子職人の生活を脅かし、大した責任もとっていない農水省こそ、罰せられるべき対象だと思う。木村建設の事件の時にも感じたのだが、本当に告発すべきは農水省の官僚ではなかろうか。彼らの無策ぶりや不正を見抜けない仕事ぶりこそ、国民の安全を守れなかった最大の原因ではなかろうか。農水省は解体したほうがいいのではないかと思う。


ところで難しいのが、事故米なのか汚染米なのかという表現。これって、大きな違いはないと思うが、たぶん各新聞社とか系列局で表現の基準が違うんだろうなあと思う。各社の記事は、いろんな表現が載っている。