風のガーデン

尾形拳さんの遺作としても話題となった「風のガーデン」を見た。
倉本總は「大人のドラマが少ない」なんてコメントをしていたと思うが、私の感想としては「ちょっと枯れ過ぎ」という感じ。週末の時を意識し、終の棲家を探すというテーマは結構だが、なんだか見ていて楽しくない。クラシカルだが、現代のドラマではない気がする。比較するわけではないが、NHKの土曜ドラマなどは、しっかりした大人の鑑賞にも耐えうるドラマであり、やっぱり現代社会に生きている感覚みたいなものが感じられるのに対し、「風のガーデン」は何とも感じられないのだ。私のような30代の若造には、大人のドラマは早すぎるということか。
富良野の景色も年に一回くらいならいいけど、これをレギュラーで見続けるかというと、私は見ないかなあと思う。
あと、本筋とは全く関係ないが、神木隆之介くんは大きくなったなあと、ひとしきり感慨にふけった。