がばい旋風

夏の甲子園、決勝戦は本当にすごかった。あれだけの奇跡的なチームというのは伝説になると思う。
今日は7回くらいまでしか見られなかったので、佐賀北の逆転満塁ホームランを見逃してしまったのが非常に残念だった。
ただ、「熱闘甲子園」を見たのだが、ゾクゾクっとする、鳥肌の立つような雰囲気が十分に伝わってきた。高校野球というものの魅力が凝縮されていたと思う。私も今年は高校野球をいろいろと取材させてもらったのだが、今日ばかりは、来年もまた取材したいと思わず考えてしまった。正直、高校野球なんて特にそれほど好きでもないのだけど……。
佐賀北ナインの皆さんは夢のような気持ちだと思う。一度甲子園に行った人はわかると思うが、あの球場には、人々を惹きつけて離さないような、ハマってしまう不思議な魅力がある。プレーしていない人間ですらそんな風に思ってしまうような場所なのだから、優勝なんてしようものなら、とんでもないことではないだろうか。これで人生が狂ったりすることがないよう、佐賀北ナインには今後も地に足をつけて生きていってほしい。まあ、甲子園でのプレーぶりを見ていると、そんな心配は無用だと思うが。