ローカル局のスポーツ中継
東北放送(仙台市)は13日までに、プロ野球、東北楽天ゴールデンイーグルスの今季のラジオ中継を大幅に増やす方針を決めた。昨季同様ホームゲーム全68試合に加え、ビジターゲームも7割超の52試合を中継。136試合中、120試合をカバーする。
昨季のビジター中継は21試合にとどまり、地元ファン定着を図るため、チームを運営する楽天野球団が放送増加を強く要望していた。両社は中継増加に向けて年明けから協議を本格化し、日本ハムやソフトバンクの例から、「地元ファンの定着に、地元ラジオ局の中継が欠かせない」との認識で一致した。
(中略)
中継増加には、新たに約2000万円の制作費が必要で、東北楽天側は、野球中継の広告枠を一部買い取り、制作に協力する。
東北放送の鳥山文蔵ラジオ局長は「中継増加は単独では難しい。時間をかけて全試合中継できる態勢を築ければ」と話している。
イーグルス側にとっても、中継という形で露出が増えることは必要な事であろう。
広告枠もプロモーションと思えば当然のことだ。
ちなみに、完全中継ということでいろいろと調べてみた。
まあ阪神タイガーズは言わずもがなだが、ホークスやカープも同様のようだ。
(参考リンク先:KBC九州朝日放送:RCC中国放送)
ファイターズはHBCラジオが130試合以上中継との事。
(参考リンク先:HBC北海道放送)
ドラゴンズはどうなんだろう?
CBCラジオや東海ラジオのホームページを見た限りではよくわからない。
いまプロスポーツチームは、地域密着ということを意識していかなければならない流れの中にいる。
一方で、ローカル局にとっても、地域密着というのは永遠の課題である。
プロ野球は日本全国に広がることはないだろうが、しかし私はひそかに、Jリーグを目指す各チームに注目している。
地域密着というキーワードは、プロスポーツチームとローカル局にとって必要なものだからだ。
今後はひょっとすると、ローカル局にとってキラーコンテンツになるのではないかと考えている。
例えば高校野球の県代表というのは大きな注目をあびる。
県外に出ていても、甲子園での勝ち負けはついつい気になるものだ。
今後は、ひょっとすると各県のサッカーチームが、その存在になり得るのではないかと考えている。