シリウスの道

久しぶりに本のご紹介。

シリウスの道

シリウスの道


著者の藤原伊織氏が元電通マンというのは結構有名な話だと思うが、
この小説は、その経験を生かした広告業界モノの小説だ。
一応、ジャンル的にはミステリーとかハードボイルドということになるんだろうけど、
どっちかと言うと、清水一行とか江上剛なんかが書きそうな企業小説に近いと思う。
ちょっと前の電通は多分こんな感じだったんだろうな、という感じである。
我々のような広告会社に近いところで仕事している人間にとっては、
この世界はとてもリアルに感じられ、そして続きが気になる小説だ。
普段よく聞くGRPとかリーチとか局担って単語を見るだけで、ある意味萌え〜ですよ。


もちろん、藤原伊織は相変わらず文章が上手い。
「テロリストのパラソル」繋がりのバーも登場(別の短編集にも登場してましたよね?)していて、
藤原伊織ファンには満足の内容だと思う。


さて、キャンペーン中という事なので、私もこれ書きます。
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