昔のテレビって…


現在、テレビ界の課題の一つに、
リアルタイムではない視聴に対する取り組みというのがある。
HDDレコーダーの普及や、やがて来るかもしれないオンデマンド視聴のような形態まで、
いままでのテレビの見方とは大きく違ってくる時代にどう対応するか、
放送業界・広告業界で結論の出ていない問題だ。


そんな中、このコラムは非常に参考になる。
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0504/11/news009.html


確かに、昔はテレビが時間の区切りとして有効に機能していたと思う。
我々の時代で言うと、
夕方はアニメを見て、夜は9時になったら寝るとか、
土曜日は「8時だよ!全員集合」を見た後、10時まで起きていてもOKとか、
そういった時間感覚みたいなものが確かに存在した。


さらに言うと、
ザ・ベストテン」を見るようになったら9時以降のテレビ解禁、
というとこから始まり、
地元のパーソナリティがやってるラジオ→オールナイトニッポン
みたいな定番コースにデビューする、
そんな、少しだけ大人になったような感覚のうれしさもあったと思う。
(他の人はどうだったか知らんが…)


しかし今後は、好きな時に好きなものを見られる(聴ける)ようになれば、
かつてのような、時間による生活リズムの感覚や、世代によるセグメントというのが、
ほとんど成り立たなくなってくるのだろうと思う。
我々のテレビ・ラジオとの付き合い方も、たぶん変わっていくのだろう。