ネット時代のジャーナリズム

前にもここで書いたが、
毎日インタラクティブの「ネット時代のジャーナリズムとは何か」という連載が、
非常に興味深い。


正直、私は「ジャーナリズムとは何か」とか「ジャーナリズムはどうあるべきか」
なんて議論は好きではないので、深く考察するつもりもないのだが、
新聞・電波のメディアに勤務するものにとっては、
やはり切迫した問題ではないかと思っている。


放送局というのは特権階級だと感じることもある。


我々ローカル局の社員も、地元に帰ればフジテレビや日テレと同じ扱いを受けるわけである。
(ちょっと言い過ぎですが…)
報道という部署にいると、このあたりが勘違いのもとになるようで、
正直、他部署にいる人間から見ると、
「あいつらは生意気だ」なんてことを感じちゃったりすることもある。
これが、「弱者の目線に立つべき」ジャーナリズムという行為にとっては、
非常に矛盾している行為になっているような気もする。


そういった優越意識が、
いつの間にか世の中の動きから取り残されることになるのではないかと思う。


ネットと既存メディアはどこが違うのか、
既存メディアの力はどこにあるのか、
自分たちは取り残された場所にいないか、
そういった観点で、
自らの立ち位置を冷静に見極めることが必要な時代が、既にもう来ているのではないだろうか。


毎日インタラクティブ「ネット時代のジャーナリズムとは何か」
http://www.mainichi-msn.co.jp/it/net/


「ガ島通信」(元記者の方のblogです)
http://blog.livedoor.jp/zentoku2246/