Jリーグの理想図2

その後、近くの居酒屋みたいなところで酒を呑んでいたら、
マリノスのTシャツを着た3歳くらいの女の子が、ちょこちょこっとこちらのテーブルへと歩いてくる。
どうやら、オレンジ色のユニフォームを着ている友人に向かってきたみたいだ。


「きょうはおめでとーございます。つぎもがんばってください」と言って、
女の子は両親のいるテーブルへと戻っていった。
どうやら、そのご両親がこっちへ向かって来させてくれたみたいだったのだが、
なんだかとても心温まる空気を運んできてくれた。


その後、友人があちら側のテーブルでなにやら会話して戻ってくると、
こんどは、そのお父さんと思しき方がこちらにやってきて、
「今日はいい試合でしたねえ。新潟のみなさん(サポーター)はフェアプレーでいいですね」
なんてことを言って、ボージョレーをおごっていただいた。


その方は、
「いろんな人と出会えるから、サポーターやってるんですよ」なんて言っていたが、
こういう交流があるのは本当にいいなあと思った。
何気ないきっかけで、知らないもの同士が楽しいひと時を過ごせる。
これはスポーツの魅力の一つじゃないかと思う。


一部の人たちだけなのかもしれないが、
Jリーグは、確実に人々の間に根付いていることを実感した。


あの時のマリノスサポのお父さん、
おごっていただいたボージョレー、とても美味かったです。
ありがとうございました。