これも地域格差じゃ?

財政の豊かな自治体じゃないと、こんなことはできないのではなかろうか。

テレビ放送が2011年7月、アナログから地上デジタルに移行するのを受け、東京都千代田区は29日、来年度から4年間、お年寄りや障害者を対象にアンテナの取り付け工事費を助成することを明らかにした。総務省によると「地デジ」への移行費用を自治体が補助する例は聞いたことがないという。
アナログ放送対応のテレビから「地デジ」に移行する場合、対応チューナーを取り付けるか内蔵テレビを買って、専用アンテナを購入し、取り付ける。工事費を含めると、最低でも4万〜5万円かかるというが、総務省地上放送課は「費用はすべて個人負担が原則」。情報弱者の高齢者や障害者には「地デジ」移行の浸透が不十分で、区は「お年寄りの情報源はテレビ。移行の遅れは情報格差を生む」と助成を決めた。(毎日.jp)

情報がテレビ頼りなのは都会も田舎も同じ。むしろ地方の方がその比重は高いかもしれない。ところが、財政に余裕のない地方自治体では、こんな余裕のある措置はきっと取れないことだろう。私は千代田区がどれだけ財政的な努力をしているのか知らないので、もしかすると誤解もあるかもしれないが、やっぱりこれは都会の税収が豊かな自治体だからこそできる、恵まれた措置ではなかろうか。