「三丁目の夕日」

私は映画館でもDVDでも見ていなかったので、きょう日テレで放送されていた「ALLWAYS 三丁目の夕日」を初めて見た。確かにCGは素晴らしかったのだが、正直言うと、それほど大絶賛するような映画でもない、という感想だ。最後の夕日のシーンなんて、説教臭くて興醒めだったし。
なにかと「昭和」がブームになりやすい今日この頃だが、昔の時代に幻想を抱きすぎていることがどうも気に食わない。あの時代には、今よりもっと手間のかかることもあったし、貧しいこともあったはずではなかろうか。今の世の中がいいとは思わないが、そんな単純に昔を懐かしんでどうするよ、ってな気分である。(ちなみに私は70年代生まれなので、あの時代は知りません)
それより気になったのが、番組中に流れるCMの数々。某コンビニや某シャンプーのタイアップCMを見ている方がよっぽど面白い。映画と商品のタイアップはどんどん進化していて、過去を懐かしむことはないのだろう。