天国と地獄

テレ朝で放送した黒澤明のリメイク「天国と地獄」を見たが、正直、やはりリメイクものは原作を超えられないなあという感じだった。
決して面白くないわけじゃない、むしろ面白いドラマだったと思うのだが、結局、妻夫木聡演じる犯人は何のために誘拐事件を起こしたのか、という根源的なテーマから、吹石一恵篠井英介のキャスティングは必要だったのか、身代金は取り戻せたのかといったようなことまで、あらゆることが未解決だったような気がする。それほど期待していたわけではないが、ちょっと残念。