やっぱり入替戦が好き

それよりもドラマティックなのが、J1の降格争いとJ2の昇格争い。
セレッソ大阪はまさか降格するなんて思いもつかなかった。去年いたファビーニョってのは、どれだけ凄かった選手なのかと改めて思う。
逆に、あれだけ迷走しながら最終的に入替戦進出を決めたアビスパ福岡は面白すぎ。
半端じゃない入替戦マニアだ。


世間のイメージでは、入替戦といえば柏レイソルかもしれないが、福岡のキャリアはそんなもんじゃない。
1998年の参入決定トーナメントでは、「神を見た夜」川崎戦に始まって最後には札幌と戦い、2004年は柏に敗退と、入替戦の経験値ならJの中でナンバー1。


そして、“悲運の名将”石崎ノブリンが見事昇格を果たしたのも嬉しいニュース。
山根巌岡山一成といった石崎組の面々もさぞかし嬉しいだろう。


一方、J2を3位で終わってしまった神戸はどうしちゃったのか?
明らかに流れが悪い。

J2神戸は3日、ペドロコーチの休養を発表した。登録抹消しないものの、6、9日のJ1福岡との入れ替え戦ではベンチ入りしない予定。神戸ではバクスター前監督の帰国後、前福岡監督の松田浩氏がコーチから監督に昇格したが、実質的にはペドロコーチが指揮。しかし、J1自動昇格を逃したことで、休養することになった。(毎日新聞


今回、一気に主役に躍り出た男、松田さん。


こんな土壇場にきて任されたチームで自らが勝利をつかむのか。
それとも、自らが呼んだ布部陽功久藤清一といったベテランと松田チルドレンがいまだ多く残る福岡に敗れるのか。
こんな因縁をもった入替戦は、今後もそうそうないだろうと思う。
今年の試合も必見だ。