文学賞メッタ斬りリターンズ

前作に引き続きついつい買ってしまったのだが、やはり面白い。
文学賞メッタ斬り!リターンズ


大森望豊崎由美、この人たちの教養は底なしだ。
どのくらいのペースで本をよんでいるのか。
三島賞だとか文藝春秋などと2ちゃんねるの話を並列でできる人なんてのは、
世の中にはそうそういないはずだ。


なんと言っても、この本の一番の楽しみ方は、笑えるところなのだろう。
しかしそれだけでなく、批評というものの楽しみも味わえる。


私はそれほど文学ファンではないので、
正直言うと訳のわからん話も多いのだけど、それはそれで面白い。
「背伸びして、難しい本を読む楽しさ」とでも言おうか。
普段使わない脳みそを使っている感じがして、とても刺激がある。