村上ファンドその2


村上世彰その2です。


http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200511/bt2005111509.html


阪神タイガースについては、
「聞いていないので、ちゃんと聞く。野球のためにプラスなのかマイナスなのか、論理的に説明していただきたい」
なんて言っているらしいが、
まあ、ビジネスなんだから、阪神電鉄も反論しないといけないとは思う。
もっとも、なんと言おうが、村上氏は上場させるつもりだと思うが。


ただ、こんな発言はどうかと思う。

「ボクは野球がほしくて阪神に投資したわけではない。協約改定して、親会社も全部上場廃止すればいい。親会社をとれば(買収すれば)、(球団が)とれてしまう。だったら親会社が上場をやめるルールを作ればいい

興行の世界は金融の世界なんかとは違うんだから、効率だけを求めてもダメだと思う。
ファンは、数字に置き換えられない価値を、自分が応援するチームに見出し、
ファンが感情的に受け入れられることが正しいことである。
いくら村上さんが正しいことを言っても、
ファンに受け入れられなければ、阪神球団がマイナスを被ってしまう。


プロ野球界の現状に不満があるのもわかるし、現状の報道などに不満があるのもわかる。
ただ、野球に興味がない人に、いきなり「上場したい」なんて言われても、
ファンは支持できないだろう。
「野球に興味ないなら黙っとけや」となるのがオチである。


上場した方が阪神タイガースのためになると言うのなら、ファンを味方につけるような発言をした方がいい。