札テレ分社化

日テレ系の老舗局、札幌テレビがついに分社化に踏み切った。

札幌テレビ放送(札幌)は二十四日、ラジオ事業部門を分社化すると発表した。十月一日にラジオの無線免許を100%子会社「STVラジオ」(同)に譲る。インターネットの普及や地上デジタルテレビ放送開始など通信・放送の変革期を乗り切るため、専門分野に特化して生き残りを図る。

 総務省は二十四日付で無線免許を譲ることを許可した。北海道総合通信局によると、テレビとラジオの事業の分離は、二○○一年のTBSに次ぎ、全国二番目。地方局では初めて。

 STVラジオは本社は札幌市中央区北一西八の札幌テレビ放送局内。資本金は四億千万円。社長には同放送取締役の向出修一氏が就任。社員三十五人は、同放送のラジオ事業部門の社員が出向する。札幌テレビ放送のラジオ事業部門の二○○四年度の売上高は二十二億四千四百八十万円。
北海道新聞


ラジオはいま斜陽のメディア化しつつあるが、ついにローカルでも、こんな動きが起こりつつある。
STVラジオといえばなんと言っても「日高晤郎ショー」なのだが、
こんな番組がある局でも経営が厳しいというのは、ほんとにラジオの環境は厳しい
TVの場合は、ローカルと言えども、まだそこまでではない。


しかし、分社化で出向する社員のモチベーションなんかを考えると、行くも進むも、きっと茨の道だろうなあ……。


STVラジオ
http://www.stv.ne.jp/radio/