CMキャンペーン

先日、野村総研より「HDDレコーダーによるTVCMの損失は540億」なんていう発表があった。
http://www.nri.co.jp/news/2005/050531.html


この発表自体は、はっきり言ってTV局の人間から見ると、
「ちょっと計算が乱暴すぎんじゃないの?」というような感じがしたが、
広告主である企業が、インターネットやHDDレコーダーの普及などもあり、
「CMの価値は下落しているんじゃないか?」ということを感じているのは事実である。


そこでいま、民放連=日本民間放送連盟では、CMの価値低下へ向けての取り組みが活発化している。
その取り組みの一つとして、民放連は今回CMのキャンペーンを行うことにしたようだ。
今日8月1日から、みのもんたあややのCMが放送される。


CMのCMキャンペーン
http://www.enjoy-cm.com/


個人的な感触では、
最近は昔のように、老若男女が同じ番組を見る時代というのは終わったかもしれないが、
CMは、割とみんなが見ているものが多いように思う。
そういう意味では、まだまだTVCMのリーチは相当高いと思うのだが、
一方で、商品が売れなければ、CMなんてものは全く意味がない。


広告媒体としての地上波テレビを考えると、
多くの人に見てもらわなければならない上に、
少しでも商品の魅力を伝えられる広告媒体でいなければならない。
そのためには、TVに対する信頼や憧れが必要なのだろうと、
ふと一人で考えた。