都議選

7月3日、東京都議選が行われる。
しかし、来週選挙が行われる気配は殆ど感じない。


都議選というのは、国政に一番影響力が強いといわれている地方選挙である。
当然、各政党も力を入れて選挙態勢を整えているであろう選挙だ。
ところがこの選挙、いつ行われるのか、よくわからない。
私自身、投票所の整理券が送られてきて、初めて選挙が近いことに気付いたくらいだし。
(まあ、私の意識が低いことは確かなんだけどね……。)


盛り上がらない理由は、今回の選挙に争点がないこともあるだろうが、
この状況は、首都圏に住む人間にとっては、恐らく同じではないかと思う。
首都圏に住む人間にとって、
通勤する「東京」という都市と住んでいる町、どちらにも地元意識が持てない。
私はたまたま23区内に住んでいるが、それでも意識は変わらない。
自分の出身地ではないという意識も影響しているかもしれない。
結果として、都議選に立候補する候補者たちには、どうしても「自らの代表」という意識は持てないのではないか。


たとえば、毎朝駅前に立って演説を行う候補者でもいれば、その人に投票しようかとも思うが、
私の家の近くの駅ではそんな人もいないので、そういった政策以外の部分での判断材料もない。
各候補のホームページくらいは一応見たものの、正直どうしようかと考えてしまう。


私が生まれ育った町でも、決して県議選が盛り上がるわけではない。
しかし、この状況が低い投票率に繋がっているのだろうと思うと、
少しばかり無理をしてでも、選挙に行かなければならないのだろう。
我々の意識が変わらない限り、この国の政治は変わらないわけだし。