地デジ普及率の達成度

計画どおりにいくとは誰も思っていないだろうから、これくらいの数字が出るのは予測の範囲内なのではなかろうか。

総務省は7日、地上デジタル放送受信機(ワンセグを除く)の3月時点の世帯普及率が60.7%に上昇したと発表した。1月の前回調査では49.1%にとどまっていた。昨年8月の北京五輪後に見込んでいた普及率50%の目標を約半年遅れで達成したことになる。
(中略)
 ただ、3月時点の普及目標(62%)は下回っており、同省は全国51カ所のテレビ受信者支援センターでの広報活動や、高齢者世帯への戸別訪問などを通じ、2011年7月の完全移行に向けた働き掛けを強める方針。政府が補正予算案に計上した地デジ対応テレビの購入支援策が普及を促進すると期待している。
 調査は全国の15歳以上80歳未満の男女を対象に郵送で実施、1万2375人から回答を得た。今回初めて調べた都道府県別の世帯普及率は福井が68.6%でトップで、三重、滋賀が続いた。最下位は37.1%の沖縄で、岩手、長崎、青森を加えた4県が50%を下回った。【時事通信

なんだかんだ言っても、6割の人がすでに地デジ対応のテレビを買っていて、テレビの値段は安いといわれる水準に落ち着いているので、今後もこの数字は順調に進むのだろうと思う。ただし、2011年の7月24日に目標の普及率を達成しているかというと、やはり無理だと思うのだが。
それにしても不思議なのは、地域によってここまで大いに普及率に差があること。福井、三重、滋賀の人はなんでそんなにテレビを買い替えているのだろう? なんとなく、東京とか大阪とか大都市圏の方が多いような感じがするのだけど。