たぶん、記者も恥ずかしかったはず

テレ朝の関係者がタイガーにとんでもないことを質問、という記事だが、これを批難できる会社は少ないと思う。

男子ゴルフの今季メジャー第2戦「全米オープン」の開幕を2日後に控えた12日、米ペンシルベニア州オークモントで行われた公式会見で、タイガー・ウッズフィル・ミケルソンらに、石川遼杉並学院高1年)についての質問が投げかけられ、会見場は失笑に包まれた。
質問者はテレビ朝日の関係者。「(石川を)知っているか」との質問に対し、ウッズは「彼の存在を昨日知ったが、ものすごいパワーだ。まだ15歳で、プロのトーナメントに勝ったということだけで才能がわかる。並外れた選手になるかもしれない」と賞賛。ミケルソンも「信じられない。僕がプロの試合に初めて出たのは17歳のときで、予選通過もできなかったのに」と絶賛した。
唐突な質問にもさすがの名選手、丁寧に答えてくれた。いくら日本アマゴルフの若き英雄とはいえ、石川に関する質問はメジャー大会には全くの場違いで、世界中から集まった報道陣もあきれ顔だった。(以下略)(産経新聞

私も以前に、他局の記者の人に同情したことがある。
某競技の全日本合宿があるということで取材に行ったとき、おそらく東京から依頼されたのであろうが、地元の記者が「亀田選手(長男だったか)のタイトル戦がありますが、どう思いますか?」なんて質問をしていた。どう考えてもアホみたいな質問だが、断れない事情というのもある。
今回のテレ朝関係者がどう思っているのかわからないが、ひとつだけ確実なのは、最近のキー局はスポーツ報道のプライドがなくなりつつあるということなのだろう。