鹿児島の名門局

鹿児島の老舗、“ナンポン”南日本放送の子会社の社員が、会社の金を使い込んだようです。

南日本放送(MBC)の100%子会社・MBC開発(鹿児島市、山元秀彦社長)の元経理部長(52)が、同開発子会社のMBC不動産販売(同市、是枝徹社長)名義で帳簿外の株取引などを繰り返し、34億円余りの損失を出していた問題で、両社は8日夜、鹿児島市で記者会見を開いた。MBC開発の山元社長は、元経理部長に対し損害賠償を請求するとともに、「刑事責任も検討していく」と述べた。
会見で説明する山元秀彦MBC開発社長(左)。右は是枝徹MBC不動産販売社長=8日、鹿児島市樋之口町のMBC開発 会見には、MBC不動産販売の是枝社長と、損失発覚後設置した「簿外取引に関する調査委員会」メンバーの弁護士や公認会計士も同席した。
山元社長は冒頭、「お騒がせしたことをおわび申し上げます」と謝罪。巨額の損失発生に対し、「経理や財務を1人に集中させすぎた点が、経営者としての反省材料」と述べた。
調査委によると、34億円余りの損失の内訳は、有価証券の売却損が約26億5000万円、簿外借り入れに伴う金融機関への支払い利息が約6億円。残りは証券会社や金融機関の取引履歴が残っていないため確認できないという。
(中略)
親会社の南日本放送に対しては「われわれは100%出資の子会社で、大きな損失を出したことなど多大な迷惑をかけたと考えている。経営面への影響はない」と話した。

南日本放送コメント MBC開発、MBC不動産販売が簿外取引などで多額の損失を出したことは、親会社として極めて遺憾であり、両社経営陣に対し、強く反省を求めたい。MBC不動産販売合併後のMBC開発が、従来通り業務が停滞することなく企業活動を続けるため、指導監督に努めるとともに両社に対して内部統制システムの構築などを強く求めたい。南日本放送としても子会社への監視監督が足りなかったことを反省、グループ全体の経営体質の強化に取り組む。(南日本新聞

南日本放送って、子会社の方が儲かっているらしい。確か、エビの養殖とかやっているはず。富士電機富士通みたいなもんでしょうか。(ちょっと違うかも)
多くの県で、ローカルのラテ兼営局は50年以上の歴史を持ち、地元の名門企業の地位を確立していることが多い。子会社が数十億の損失を出しても「経営に影響がない」と言い切れるMBCは、たいしたもんだ。