テレ東も大変ですね

糸山英太郎氏が、
テレビ東京は、スポンサーに部長以上が挨拶にくることもしないのか。けしからん」
などといって、ご立腹のようだ。

テレビ東京の菅谷定彦社長は28日の定例会見で、大株主の元衆院議員、糸山英太郎氏が会長兼社長を務めるゴルフ場運営会社がスポンサーとなった番組を巡り、担当の幹部社員が糸山氏にあいさつに出向かず「礼節を欠いた」などとして処分したことを明らかにした。番組は昨年4月〜今年3月に放送された「ゴルフスーパーバトル」。当時の営業局担当部長を戒告、担当専務と営業局長を厳重注意処分にした(19日付)。テレ東によると、糸山氏と会長兼社長を務める「新日本観光」は、テレ東の発行済み株式約5%(20日現在)を所有。日本経済新聞社に次ぐ、第2位の株主となっている。
菅谷社長によると、先月30日に面会した際、糸山氏は「スポンサーなのに、部長以上が会いに来ないのはおかしい」と、番組内容に関する説明が不十分なことなどを指摘。さらに糸山氏は、契約のあり方にも不備があるなどとして、改善を求めたという。菅谷社長は会見で「糸山氏の問題提起には丁寧に答えていくが、他のことは是々非々で対応していきたい」と述べた。(以下略)
毎日新聞

いわゆる「外勤営業」としては努力不足なのかも知れんけど、
社として処分を下すというのは、ちょっと行き過ぎのような気がしないでもない。
大株主なので、テレ東も無視できないのかもしれないが。


「スポンサーに会いに来ないというのはけしからん」という意見も、
契約のあり方に問題があるという意見も、
一般社会のビジネスルールから見れば、しごくまっとうな意見なのかもしれない。
実際、テレビ局の社員自身も十分に感じていると思う。
ただ糸山さんの場合は、
「なんで俺のところに挨拶に来ないんだ」
というような感情もあるんだろうなあ、という気もする。


で、ここから先は「こういう会社もありますよ」という話。


スポンサーの中には、
「局の人間がいちいち挨拶に来ると面倒くさいから、来なくていいよ」
というようなニュアンスのことを、広告会社に言わせる会社も多い。
結局、相手次第です。